基本プランの提案を前後して、矢作さんとの打ち合わせのたびに、こちらからの要望がふくらんでいくばかりの時期もありました。
それは、ドラえもんを目の前にして夢が広がる「のび太」の如き気分でした・・・。 ○床暖房ってどう?(え、「PS暖房」って初耳!) ○キッチンのカウンター部分を充実させて、平日の朝・夕はここで。(田原のアパート参考) ○1Fリビングから延長するような『デッキテラス1』を増設・オーニングと物干し金具をRC壁に設置して、常用のもの干し場をして使用したい。 ○2F「家族の間」と「室1」の間に『デッキテラス2』を新設できないか。 ○普段着収納棚は、現在使用中の引き出しBOX(20ヶ)のような使い方。 次から次に湧き出る要望を、矢作さんは一つ一つ丁寧に聞き取ってくださいます。 そして、「なぜ、それを望むのか?」という目的の重要度を的確に判断し、アドバイスしていただけます。その目的に応じた手段・方法についても、それぞれのメリット&デメリットも含めて適切に提示されていくのです。 矢作さんには、『ブレ』がありません。 打ち合わせを重ねるうちに、プランが多少変わっていきますが、それは、こちらが当初、焦点化されていなかったり、途中で迷ってみたり、しばらくして子どもの成長によってリズムが整ってきたりするからだと思いました。 そういう意味でも、何十年と暮らす家を建てる前に、2,3年かけてでもじっくりとお付き合いしていただけることは、とてもありがたいことだと感じます。スローハウジングでなかったら、きっと後悔してる事って多いでしょうね。
by reon-71
| 2006-08-27 22:14
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